もうすぐ梅雨ですね。梅雨時のカビの特徴・傾向と対策

もうすぐ梅雨ですね。梅雨時のカビの特徴・傾向と対策

 梅雨時のカビは湿気により発生する場合が多いのが特徴です。梅雨は雨が多く降っており、温度も高い為、カビが発生する原因にもなります。また、冬場も外気温と室内温度の関係からガラスに結露が発生することから、カビが繁殖しやすくなります。



  梅雨は防カビ対策をきちんと行うことで、カビを発生させること無く過ごすことが可能です。まず初めにおこうなべきは空気の入れ替えをして、湿気を溜めないようにすることが大切になります。
除湿機などで湿気を取ることも出来ますが、湿気が多すぎる場合には除湿機だけでは湿気をとる事が難しくなります。


窓を開けて空気の入れ替えを行うことで湿気を隅々までとる事が出来る為、防カビ対策に役立ちます。また、エアコンを冷房にするとか、最近の集合住宅だと24時間換気をONにしておくのも有効です。

 

 

カビと戦う!お掃除術

   次に気をつけるべきは清掃です。防カビ対策を行う上では掃除は欠かすことが出来ません。きちんと清掃を行う際には市販の除菌スプレーや漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム主成分)を薄めたもので拭き掃除をするのが一番です。

 


   拭き掃除をすることによりカビの栄養源の水分を減らし、除菌スプレーで殺菌することでカビの繁殖を抑えることが出来ます。拭き掃除は手間もかかりますし、時間もかかりますがカビを発生させないためには必要な対策になりますので、ゆっくりでも良いので行うようにして下さい。すでにカビが繁殖している室内での掃除機の使用は、控えてください。掃除機をかけることによりカビの菌糸が室内に拡散するからです。



   室内の対策ができれば、次はお風呂場です。お風呂場はカビが発生しやすくなるので細心の注意を払う必要があります。

浴槽にお湯を溜めたままの状態にしていると湿度が高くなり、湿気はカビの栄養素になるので、出来るだけ流すようにしましょう。換気扇があるお風呂の場合は換気扇を回すことも大切です。お風呂を利用した後は水滴が壁や床につく事になりますので、タオルで水滴を拭き取ることにより湿気を発生することもなくなりますので安心です。すでにカビがある場合は、擦らずにカビ取り剤や漂白剤を薄めたものを吹き付けておいて下さい。擦ってしまうと菌糸が飛散してしまいます。

 


   他にもカビが発生しやすい場所としてはクローゼットになります。クローゼットは扉をしめたままにしていると湿気が溜まることになるので、換気も忘れずに!空気の入れ替えをする為に扉を開放したままにしましょう。また物をしまう場合にはそのまま床に置くのではなく、空気の通りを良くする為にスノコ等を利用すると更に湿気が溜まりにくくなるのでおすすめです。押し入れなどにもスノコは、とても有効です。

 


   キッチンも防カビ対策を行うことで、梅雨時でもカビを気にすること無く料理をすることが出来ます。一番の防カビ対策としては、シンクを除菌することです。シンクは洗い物をする時に水がたまる事になるので、カビが発生しやすい状態になります。シンクをきちんと除菌して清掃することにより水垢も付きにくくなるので安心です。

 


 

布団も忘れずに!一晩で約400gの水蒸気が。。。

 寝室の布団などにもカビやダニが発生する可能性があります。人は寝ている時に約50gの水蒸気を発生しています。8時間の睡眠だと約400gの水蒸気が布団や室内に放出されています。子供の場合、大人よりも発汗量が多いそうです。子供部屋の換気は、頻繁におこなうようにして下さい。特にアレルギー疾患のお子さんがいるご家庭では、気をつけて下さい。

 

 

 

 晴れてる日には、布団を片側1~2時間でも干すようにして下さい。そして、軽く叩くことも行ってください。ベットマットも月に1~2回は、ベランダに干すようにしましょう。
あと洗濯物は、出来るだけ室内ではなく換気設備がある浴室や洗面所などに干すようにしてください。

 

 

梅雨は、人間に快適な室内環境を!

 エアコンや扇風機、サーキュレータなどを使用して、空気を循環させることも大切です。人間に快適な温度であればカビが生えてくる心配も少なくなります。湿度が高い状態が続くとカビやダニが繁殖しやすくなるので気をつけましょう。