ベランダの掃除

ベランダのお掃除

 

 玄関から出る必要が無く、まるでお部屋の延長線上で屋外に出て外の新鮮な空気が味わえる事が魅力のベランダは、一戸建住宅の設計時に施主さんに要望されることが多い人気の設備であり、マンションなどの集合住宅などでも入居希望者に人気な設備です。


ただし、屋外に設置されたベランダの手摺りは、野鳥にとっては羽休めをするために絶好のポイントであり、高い頻度で野鳥が羽休めをするという光景が見られます。

鳥のフンは早めに掃除!

癒しを与えてくれるのは事実ですが、お宅によっては、見過ごす事ができないのは鳥の糞のお掃除!そのままにしておくと見た目が悪い上に1日のルーティンとして組み込まれるのは手間です。


尚且つ、単なる排出物ではなく中には人体にとって有害物質が含まれているので、放置しておくと健康に悪影響を及ぼす事もあります。また、ベランダの素材がダメージを受け劣化してしまう恐れもあります。
賃貸物件の場合はダメージの修復作業のために退去時に高額な費用が請求されてしまう恐れもあるので、鳥の糞のお掃除は見つけ次第速やかかつ安全に行わなければなりません。

掃除の手順

大切なのはたかが鳥の糞のお掃除とは考えず、危険物に触れるような心持ちで作業に着手する事であるため、使い捨てのビニール製の手袋を用意した上で顔にはマスクを着用し、皮膚に直接触れず臭気も吸い込まないように徹底します。


そして、浴室の掃除などで使用するカビ取り剤や、フキンなどを漂白したり消毒するための液剤も準備しましょう。
準備が整ったら鳥の糞のお掃除に取り掛かり、まず対象物に対しカビ取り剤などを振り掛けふやけてくるまでしばらく待機し、ふやけたらぬるま湯をかけつつブラシで擦ります。
ぬるま湯とブラシで鳥の糞のお掃除が済んだら消毒という目的で消毒剤をかけた後に布で水気を拭き取り、ゴミ袋に用いた物全てを入れてしっかりと口を縛り二次被害を引き起こさないようにしましょう。
これほど徹底しなければならないのは内部には目に見えない細菌が多く存在している上に、ふやかして掃除しなければ粉状になって飛び散り吸い込みやすくなり肺や脳に病変が生じてしまう恐れがあるためです。

 


全く同じ方法と手順は野鳥の被害に限らず、春にピークを迎える花粉や排気ガスでも活用する事ができ、花粉に関しても呼吸器系が弱い方は吸い込んでしまうと命にかかわる問題に繋がりかねないですし、排気ガスは尚一層危険性が増してしまいます。
そのため、野鳥の被害には遭っていないものの交通量が多い幹線道路沿いなどに住まわれている方などは、ベランダ掃除をする際に固形化した排気ガスの粉末を吸い込まないように注意しましょう。